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仰げば尊し(2014京都牝馬S)

今から3年前の2月、私は都内某所のWINSで心の叫びを上げていた。

「デムーロのアホーーーーー!!」

見上げたモニターには京都競馬場でレースを終えたばかりの馬たちの後ろ姿が映しだされていた。
立春の頃、底冷えのする淀を走る馬にも騎手にも勿論、私なぞにアホと言われる筋合いはない。
しかし、私にアホ呼ばわりされたデムーロ騎手が乗ったノーブルジュエリーは、この敗戦で
桜花賞への出走が絶望的になった。

彼女をゴール寸前で交わしたのは後の桜花賞馬・マルセリーナである。
その小憎たらしい程の騎乗はアンカツこと安藤勝己騎手、いまやすっかりテレビの競馬中継解説として
おなじみである。まだそんな年でもないのに早くも好々爺の雰囲気を醸し出していることもあり、
岡部元騎手と並んでも全く違和感のない不思議な人である。

騎手には定年がないが、一部の競走馬には定年がある。
あるグループに所属する牝馬は原則、最高で6歳の春までしか走らない。
若いうちに繁殖にあげて優秀な子孫をたくさん残すためなのだろう。
それがいいのかどうか私にはわからない。私にわかるのは、もしそのグループに所属する
牝馬を好きになってしまった場合、お別れの時期が決まっていることだ。
そしてそれは早くなっても遅くなることはまずない。
ノーブルジュエリーは先日の京都牝馬Sで引退したし、マルセリーナは5歳の秋、エリザベス女王杯の
あとにすでにターフを去っている。

・・・生きて繁殖に上がれるということを、何よりも喜ばなくてはいけないのはわかっていても、
競走馬が競走馬としてある姿を見られなくなるのはやはり寂しいものだ。

春はお別れの季節です
みんな旅立ってゆくんです

春先、各地の競馬場で牝馬ステークスが行われる。
そのレースを最後にターフを去る馬がたくさんいる。
最後に重賞というレースに出られる実力があって幸運な彼女たち。
かつてクラシック候補と言われ、あるいは夏の間に頭角を現し、さらにはもっと歳を重ねてから
ターフを彩った彼女たち。
後輩や同級生、そして先輩に囲まれながらの卒業式を、そっと熱く応援しよう。
そして条件戦が卒業式になる馬たちを、もっともっと応援しよう。
もちろん、現役を続ける馬たちのことも精一杯に応援しよう。

今年も競馬を支える人間たちの卒業式まで、あと一ヶ月と少し。

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