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大知讃賞(2013NHKマイルC)

日曜5R、コスモブレードで勝利した柴田大知騎手は入線後、何度も力強く拳を地面に向かって振り下ろした。
まるでかつての人気力士、高見盛関が立ち会い前にやるあの仕草のようだった。
買った嬉しさとともに、これからやってくる、もっと大きな舞台のために自分を奮い立たせているように私には見た。

「今日は大知だ」

それを見て私は、それ以降の大地君の単複を全部買った。
そうせざるを得ないくらい、彼の仕草は私の心を打ったのだ。

この時点で彼はJRA通算199勝。私のホームと言っても過言ではない川崎で落馬して骨折したこともあったっけ、
何年も勝てない時期もあったっけ、マイネルネオスで中山グランドジャンプを勝ったときは、号泣のあまり
インタビューがインタビューになっていなかったっけといろいろなことを思い出す。
そもそも私が競馬を始めた時、彼はほぼ完全に「障害しか乗らない騎手」であったのだ。

だからこそ応援したし、だからこそ平地のGⅠに出られるのが嬉しい。

マイネルホウオウは暑いくらいの日差しを浴びるパドックでかなり気合が入っていた。お父さんはスズカフェニックス。
中京・電撃の6ハロンを制した不死鳥の息子の鳳凰なのだ。切れ味なら誰にも負けはしない。
鞍上だって、不死鳥のような騎手人生を歩んできた男だ。これ以上のコンビがあるだろうか。

レースはおおかたの予想通り、緩みのないペースで進んだ。
坂を上って差し馬たちが一気に襲い掛かる。スローではない府中の、一番面白いレース展開。
インパルスヒーローがちょっとよれ気味になってしまったのは残念だが、マイネルホウオウは堂々と
先頭でゴールを駆け抜けた。大きな大きなガッツポーズ。今までにも「初GⅠ」の瞬間には何度も立ち会って入るけれども
ものすごく心にしみるゴールだった。仲間の騎手たちからは
「ゆっくりウイニングランしてこいよ」
と言われたらしい。彼の苦労は同業者たちがよくよく知っている。

そしてまた涙、涙。インタビューが声にならない。ファンももちろんもらい泣き。
JRA通算200勝のプラカードは息子さんが持ち、娘さんも一緒に写真に収まった。
この日はこどもの日、ガッツポーツを取った大知パパは、一番カッコ良かった。

最終レースが終わり、パドックで有償ジョッキーを迎えてのトークショーが行われた。
細江純子さんと大地君が自然に握手をした。この二人は競馬学校の同期生だ。
その握手の熱さは、普通の人間にはわからない。二人だけの、特別な時間のおすそ分けを頂いた。

大知くんは「初めての」GⅠ・中山グランドジャンプのマイネルネオスのブルゾンを着ての登場。
これからも、平地も障害も頑張るといってくれた。それがファンには何より嬉しい。
翌日の新聞は全部買うと言っていた(多分雑誌も)から、柴田家はいろいろ大忙しかもしれない。
こうなったら月刊誌も全部買わなきゃね!

私、馬券は換金しないから。あなたの18年分の頑張りを、私も持っておきたいから。
これからも、いっぱい元気をちょうだいね。おめでとう、ありがとう。そして、これからも。

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